3.5倍速で『リフレクション-自分とチームの成長を加速させる内省の技術-』を聴いてみた要約・感想(オーディブルVol.15)

オーディブル作品 要約

『リフレクション(REFLECTION)自分とチームの成長を加速させる内省の技術』を3.5倍速で聴いてみた要約・感想

この記事を書いた人
渋谷16番

過去の事件により逮捕され、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を受ける。
会社倒産、借金2億、離婚、自宅売却、自殺未遂。

そんな時にオーディブルと出会い、たくさんの本に触れた。
本から多くの気づきを得て、生きながら罪をつぐなっていくこと、そして自分の可能性を信じ、再起を図ることを決意。

社会に貢献できる人間になるため、僕は人生をあきらめない。

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作品情報

  • タイトル:リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術
  • 著者:熊平美香
  • ジャンル:ビジネス・マネジメント・自己啓発

著者紹介:熊平美香

ハーバード大学経営大学院でMBAを取得後、金融機関金庫設備の熊平製作所・取締役経営企画室長などを務めたのち、日本マクドナルド創業者・藤田田に弟子入りし、新規事業立ち上げや人材教育の事業に携わる。
独立し、株式会社エイテッククマヒラを設立。GEの「学習する組織」のリーダー養成プログラム開発者と協働し、学習する組織論に基づくリーダーシップ、チームビルディング、組織開発を軸にコンサルティング活動を開始。

昭和女子大学ダイバーシティ推進機構キャリアカレッジでは、会員企業40社の女性活躍推進、働き方改革の支援を行う。
クマヒラセキュリティ財団 代表理事、Learning for All 理事、未来教育会議代表なども務め、教育改革の促進、社会起業家の育成、教育格差是正など幅広い分野で活動。

2015年、株式会社ライフルと共働し21世紀学び研究所を設立し、企業と共にニッポンの「学ぶ力」を育てる取り組みを開始。同研究所では、経済産業省が2018年に改定した社会人基礎力の中に、リフレクションを盛り込む提案を行った。

文部科学省国立大学法人評価委員会委員、文部科学省中央教育審議会委員、内閣官房教育再生実行会議 高等教育ワーキンググループ委員、経済産業省未来の教室とEdTech研究会委員、放送大学学園評価委員会委員、青山ビジネススクール評議委員会委員、ハーバード・ビジネススクール・グローバルアドバイザリーボードメンバー等を務める。(熊平美香公式サイトより)

オーディブル情報

  • ナレーター:岡村 美里
  • 通常再生時間6時間59分
  • 実際に聴いた再生時間2時間00(3.5倍速)

この記事では、私が上記の再生時間で聞き、理解した内容について感想を交えて綴っていきます。

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オーディオブックアプリ(オーディブル)についてはこちらもご参考ください。

本を読むにあたって:動機、何を学びたいか

心理的安全性についての本を聞く中で、

「まず自分の心理的安全性を確保する。その上で相手の心理的安全性を確保するために相手の意見、経験、価値観をしっかり理解する必要がある。」

ということを学んだ。

自分の心理的安全性を確保するために、自分のことをまずしっかりと把握する必要があるのだが、自分がどんなことでモチベーションが上がったり、イライラしたり、感情が動くのか意外と言葉にできなかった

そんなことを考えている中で、関連する書籍はないか探していたところ、”リフレクション”という言葉を聞いた。リフレクションとはどうやら自分の内面を客観的に、批判的に振り返る行為のことをいうらしい。

この行為を繰り返すことによってこれまでの経験から学び、未来に活かすことができるという。

これまでの自分の経験(過ちだが)は多いに振り替える必要があるため、聞いてみようと思った。

私の過去についてはこちらで綴っています

あらすじと目次

オーディブルでのあらすじ

すべての経験が糧になる、リーダーの新・必須スキル!

【意見】【経験】【感情】【価値観】で自分を知り、未来に活かす!

■本書はこんな人におすすめです

  • 自身もチームメンバーも、能力を生かしきれていない気がする
  • チームメンバーのことがよくわからず、コミュニケーションに悩む
  • プロジェクトの振り返りをしても、次に生かされない

■自分を変えるために、自分と向き合う

  • リフレクション(Reflection)とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。

「振り返り」「内省」という言葉には、どのようなイメージを持っているでしょうか?うまくいかなかったことを反省したり、責任を追求されたり、どこかネガティブなイメージを抱いてはいませんか?

しかし、リフレクションの目的は、あらゆる経験から学び、未来に活かすことです。

このスキルを応用していくことで、自分自身だけでなく、 他者への理解を深めて成長を促進したり、組織をまとめるリーダーシップを育んだりすることができます。

本書は、独自のフレームワーク【認知の4点セット】をもとに、リフレクションを自分とチームに活かす方法を紹介します。

【オリジナルフレームワーク】
リフレクションを日々実践できる8つのフレームワーク

<例えばこんなときに使えます!>

  • モチベーションを高めたいときに「取り組んでいるテーマのリフレクション
  • 仕事の振り返りをしたいときに「経験から学ぶリフレクション
  • 今までうまくいっていたことが通用しなくなってきたときに「アンラーンのためのリフレクション
  • 自分らしいリーダーシップを発揮したいときに「ぶれない軸を持つリフレクション 」

各章の構成・目次

第1章:リフレクション基本の5メソッド
  • メタ認知力を高めて自分を知る
  • 自分を知る
  • ビジョンを形成する
  • 経験から学ぶ
  • 多様な世界から学ぶ
  • アンラーンする
第2章:リーダーシップ編 オーセンティックなリーダーになる
  • メンバーの主体性を引き出すチーム型リーダー
  • ぶれない軸を持つ
  • 自分自身でモチベーションを高める
  • 心を扱う
  • リフレクションで思考の柔軟性を高める
  • 対話力・傾聴力を高める
第3章:育成編 自立型学習者を育てる
  • 自走できる部下を育てる
  • 主体性を育む
  • 自分の頭で考える力を育む
  • 期待値で合意する
  • 経験・感情・価値観を聴き取り、信頼関係を構築する
  • 相手の強みを引き出し、褒める
  • 成長を支援する
  • 自分の育成力を高め続ける
第4章:チーム編 コラボレーションする
  • パーパス・ビジョン・バリュー
  • ビジョンを浸透させる
  • 多様性を価値に変える
  • 未来を創る力・課題解決力を磨く
  • 「学習する組織」をつくる

オーディブルは項目が細かく分かれていることが多く、これに目を通すだけでもざっと本の内容の大筋をつかむことができる。

特にこの著書については、概要も、目次もとても分かりやすく記載があり、これに目を通すだけでもとてもためになる。

オーディブルで「リフレクション」を無料で聞いてみるにはこちら

要約

「認知」についての「認知」

内容としては、まずそもそもリフレクションについての説明から始まり、リフレクションを日常的に行えるようにするためにメタ認知について詳しく説明がある。

メタ認知とは自分を「高い視点から認知する」ということを意味し、つまり「自分が認知している物事を、もう一人の自分が客観的に認知、制御している状態」のことをいう。

メタ認知
自分が認知している物事を、もう一人の自分が客観的に認知、制御している状態

渋谷16番
渋谷16番

「認知」についての「認知」ということです

また、認知の4点セット、というフレーズがこの著書には多く登場するが、

認知の4点セットとは【意見】【経験】【感情】【価値観】で区切って、何か出来事に対して感じた自分の感情、考えを把握する方法のことをいう。

認知の4点セット=
【意見】【経験】【感情】【価値観】で区切り、自分の感情や考えを把握する方法

この認知の4点セットを活用し、自分を知り、未来に活かすことができるという。

リフレクションには未来を創る力がある

仕事のチームメンバーなどにもこの考えが浸透すること、またチームメンバーが経験・勘定・価値観を共有することによって信頼関係を構築しやすくなる。

これは一対一の人間関係だけでなく、会社組織にまで発展させることができる

一対一の人間関係で双方がリフレクションを通してお互いの意見、経験、感情、価値観を共有することで信頼関係ができることと同じように、

会社組織において、パーパス、ビジョン、バリューを共有することによって、従業員が同じ方向を向き、従業員の主体性が育ち、自走できる従業員が増える。

よって会社組織を発展させることができる。

リフレクションには未来を創る力があり、リフレクションを通して課題解決力を磨くことができると述べている。

最後に

「自分を知る、相手を知ることが非常に大切」というのはどこでもよく聞く話だが、では具体的にどのように考えればいいのかあまりわかっていなかった。

本書に出てくる認知の4点セット「意見、経験、感情、価値観」を出来事に応じて整理することによって、メタの視点で自分のこと、相手のことを知ることができる、というのが非常にわかりやすかった。

とある異業種交流会的なのもの参加していた時にもメンバーが同じ方向を向き、同じ方向に向かうことによって組織が発展していく、といったようなことは聞いたことがあった。

それを行うにも自分の思いだけを伝えるだけでなく、まずそこに参加しているチームメンバーがどんな意見、経験、感情、価値観を持っているのかを知り、それを理解することによってはじめて同じ目的に向かって進んでいけるのか、といまさらながら理解した。

今現在仕事で新規事業の立ち上げや、小規模な企業の人事評価制度の構築にも携わるようになった。そこで今回のリフレクション、前回の心理的安全性についての理解というのがとても重要だと思った。

続けてこのジャンルの本を聞いてみることにしたい。

前回の『心理的安全性 最強の教科書』についてはこちら
オーディブルで「リフレクション」を無料で聞いてみるにはこちら

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